地デジでテレビを見るためにはアンテナの他にブースターが必要になる場合があります。
ブースターの役割りは電波の増幅なので都市部のように電波が非常に多く飛んでいる環境では必要ないと考える方もいるでしょうが、環境によっては必要になる場合もあります。
どのような時に必要でどの種類のものを選べば良いのか知りたいですよね。
ブースターのここが凄い!
ブースターとは電波環境が良くない場所で電波を増幅し高感度な地上デジタル放送を受信することができるようにするための機器ですが、ブースターは全ての環境で必要なものではありません。
必要になる時は屋外に設置してあるアンテナが電波塔の方向を向いていない、障害物があり電波が弱くて放送を見ることができない状態の時です。
地上デジは電波が弱くなってくると、映らなくなってしまうのでテレビを全く見ることができなくなってしまいます。
ブースターを使えばアンテナに電波が届いてさえいれば、どんなに弱い電波であってもテレビを見ることができるレベルにまで電波を増幅してくれます。
ブースターを取り付ける場所
ブースターの機能を最大にするためには設置したアンテナに近い部分に取り付けることが大切で、最も良いとされる設置箇所はアンテナのすぐ下になります。
屋外に設置されたアンテナの場合は天候による故障から守るために防水型の地デジブースターを使用することを推奨致します。
分配器やケーブルよりもアンテナに近いところに設置した方が良いので、場所を考える時にはその他の機器の場所を把握してから設置を考えましょう。
やっぱり確認が大切！
ブースターには色々な種類がありますのでどのような選び方をすれば良いかを知っていきましょう。
最初に使用帯域を確認する上でフィルターが付いているので、増幅することが可能な周波数帯域とできない帯域があるので注意しましょう。
入力した信号をどれだけ増幅できるかを表す数値があり、この数値によって増幅するのか増幅せずに通過するのかを見極めることになります。
ブースターに適切なテレビ信号を入力するための標準入力レベルを見ますが、テレビ信号が低すぎれば雑音ばかりになってしまって高すぎれば増幅した信号に歪みが出てきます。
ブースターの機能をしっかりと果たすためにはこの数値を見ておくことも必要です。
最後は受信品質を損なわず増幅することができるレベルの確認して、これらのポイントと自分の必要な条件が合致しているかどうかを確認した上で決定しましょう。
ブースターで色々改善できる！
地上デジタルの電波は東京スカイツリーの電波塔から送信されています。
電波塔から距離が離れていたり高層ビルや山などに阻害物があって電波を受信できない場合はブースターを利用しましょう。
弱い電波を強くしてテレビのノイズや映りの悪さを解消してくれるので、ブースターにより見られなかった地デジが見られるようになるかもしれません。
何台かのテレビを見る場合に分配器を使って割り振りする必要があるのですが、そうすると電波が弱くなったりもするのでブースターをその時も使うようにするといいのではないでしょうか。
分配器を使って増幅する場合に用いるブースターの価格は3000円以内で手軽に購入出来ますので、気軽に電波状況を改善する事ができるはずです。
こんなこともできる！？
UHFやBS・CSも見たい、番組を綺麗に録画したいという方には入力端子や出力端子がいくつかついたブースターをおすすめします。
価格は高くても防水機能もついていれば屋外・屋内両方で使えますし、ブースター音が少ないという消音設計のものがオススメなので電気屋さんで自宅のテレビの台数や、電波の状況などを相談して確認してみるのもいいのではないでしょうか。
取り付けが簡単なものだと女性でも安心ですが、屋外に取り付ける際には足元に十分気にかけなければいけません。
UHFだけのものを購入してしまうとBSやCS放送がうまく見られないかもしれないので、BSやCS放送なども見たい人は対応しているかどうか確かめてから用意するようにしましょう。
ブースターは重要！！
地デジ以外にケーブルテレビも見たい人は、VHF＆UHFアンテナを設置していると使用できない場合がありますので注意しましょう。
インターネットでは数千円の価格で購入出来ますが仕様に注意して選びましょう。
ブースターはノイズキャンセリングのためのものや衛星放送を見たい人のためまでいろいろあります。
テレビアンテナとブースターを使って置きたい場所にテレビを設置出来たり、各部屋でテレビを見る事が出来るようになります。
パソコンに取り付けてテレビ番組を見る事が出来るもの等いろいろな仕様のものがありますので、ご自身の使い方によって選ぶようにしましょう。
電波状況の良いイメージの都心部でも電波状況は地域や周辺環境によって実に様々です。
電波が弱い場合、ブースターを使って電波を増幅しましょう。
ブースターにも多くの種類があり、電波状況によって選ぶべきものが変わってきます。
テレビを見ようとしている環境によって必要なものを選べるように、事前にきちんと調査してブースターの機能を発揮させ問題をなくしていきましょう。