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【注意】B-CASカードの基礎知識(これからテレビを買い替える人向け)



昔はテレビ台の下にビデオデッキを設置している家庭が多く、

時代が変わり、DVDデッキやハードディスクデッキなど、

テレビ台の下の収納スペースというものが重宝される時代がありました。

昨今ではそもそもテレビに内蔵されており、

テレビの中にDVDディスクを入れる!というのも少なくありません。

一体型テレビの中には、≪B-CASカード≫と呼ばれるICカードが同梱されています。

このカードを使用することで、地上デジタル放送や衛星放送(BS/CS放送)を視聴することができます。

購入したテレビなどの本体をセットアップした後、

B-CASカードを本体の挿入口に挿入することで、

初めて地デジや衛星放送のテレビ番組を楽しむことができます。



B-CASカードとは、現在のテレビやブルーレイレコーダーなど、

地デジや衛星放送(BS/CS放送)の電波を受信し、視聴するためのICカードです。

このカードは、多くのデジタル放送受信機に同梱されており、

テレビなどの機器には、台紙に貼り付けられた状態でセットになっています。

家庭で使用される機器に同梱されるB-CASカードは、一般的に以下の3種類があります。

【赤色のB-CASカード】:BSデジタル放送専用/BSデジタル・地上デジタル放送対応/BS・110度CS・地上デジタル対応

【青色のB-CASカード】:地上デジタル放送専用

【オレンジ色のB-CASカード】:ケーブルテレビ(CATV)専用


さらに、小型テレビやフルセグ受信可能なカーナビシステムに内蔵されたSIMカード状の「小型B-CASカード(ミニカード)」や、浴室用の防水テレビなど、ICカードの着脱が難しい機器用の「特別内蔵用B-CASカード」などもございます。




B-CASカードの目的は、地デジ放送やBS/CSデジタル放送の番組を保護するためだけでなく、

有料放送や自動表示メッセージ、データ放送の双方向サービスなど、

さまざまな放送サービスで利用されるカードでなかなか便利な優れものなのです。


B-CASカードは現在、地デジ放送の機器で広く使われていますが、

実は地デジ放送が開始される前から、BSやCSのデジタル放送ではB-CASカードが使用されていました。

BS/CS放送では、地デジよりも早くデジタル放送による高画質化が実現しており、

また有料チャンネルも多いため、視聴や録画回数を制限する必要がありました。


ですが2003年にフルハイビジョン画質の地デジ放送が始まり、

地上波のテレビ放送もデジタル化され高画質化しました。

ほぼほぼ一般的になったという形です。



さらに、ブルーレイやHDDレコーダーなど、画質が劣化しないデジタル録画機器が普及したため、

地デジ放送のテレビ番組でも著作権保護が重要な問題となりました。


そのため、地デジ放送に対応する機器にはB-CASカードが採用され、

録画回数の制限(「コピー10」など)が導入されるようになったのです。

10回しかダビング出来ないというのはご存じの方も多いのではないでしょうか?


B-CASカードは、購入したテレビなどに同梱されており、

デジタル放送の視聴に使用しますが、所有権は株式会社B-CAS社に帰属します。

つまり、お客様はカードを貸与されている立場で、所有者はB-CAS社なのです。


つまり、テレビなどに同梱されるB-CASカードはB-CAS社の所有物であり、

お客様はカードを使う事で契約に同意し、カードを借り受けることになります。

契約内容は、主にB-CASカードの不正使用、改ざん、転売などを禁止しており、通常のテレビ放送視聴に限定すれば、基本的には無償で無期限に使用することができます。


ただし、B-CASカードは名義上はB-CAS社から借りているものですので、お客様が勝手に第三者に譲渡したり転売したりすることはできません。これに違反すると刑法に触れる可能性があるため、ご注意ください。

もちろん滅多にカードを売るという事自体が無いとは思います。



流行りの4K8Kは、従来のフルハイビジョン(FHD・2K)の画質から4Kは4倍、8Kは16倍の高精細画質になり、

色彩や映像の細かさ、音声の品質も大幅に向上し、

よりリアルで鮮明な映像と大画面を楽しむことができるテレビ放送や映像、そしてそれに対応するテレビ機器のことです。


現在、4K8K映像に対応しているのは、新4K8K衛星放送の一部チャンネルであり、地デジ放送は対応していません。

この4K8K放送の開始により、大画面テレビのほとんどが4Kまたは8Kテレビになっています。


そして現在、販売されている4K・8Kテレビの多くには、B-CASカードが同梱されていません。


これは、テレビなどの4K8K放送受信機器で、新たなCAS方式である「ACAS」が採用されたためです。ACAS対応の機器には、製造時にB-CASカードと同じ役割を果たす「ACASチップ」が内蔵されており、カードの挿入は不要になっています。


ACASチップは、4K8Kテレビ放送だけでなく、地デジなどのB-CAS方式が使用されているテレビ放送にも対応しています。

また、ACASチップとB-CASスロットの両方を備えた4K8K受信機器も販売されています。




なかなか専門的な言葉が多かったと思いますが、

難しく考える必要はありません。

テレビに同梱されているカードをご自身/ご家庭だけで使用していれば何も問題はないです。

ただ、ご自身のライフスタイルや趣味趣向によって使用するカードが異なりますので、

カードの間違えだけはなさらないように注意してください。


当ブログで紹介させて頂いている業者さんは、アンテナ設置工事の業者さんではありますが、

テレビ全般、視聴方法全般に詳しい業者さんばかりですので、

ご自分のライフスタイルにはどういった視聴方法が最適で、

どういったものを購入すれば良いのか。

一度ご相談されてみるのも面白いと思います(#^^#)






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