
お部屋の壁についたテレビ用のコンセントを「テレビ端子」「アンテナ端子」といいます。
昔の住宅では、古くて接触の悪いテレビ端子や、直付端子やフィーダー端子が使われていることがあるんです。
もちろんそれが悪いとか危険という話しではないのですが。

画像のような丸いやつです。
現在家電量販店などで販売されている同軸ケーブル(テレビと壁端子をつなぐ線)は、
ほとんどがネジ式のF型コネクトが採用されています。
これが古くなっているとテレビ映りにも影響してしまうんです。
そして、新築や築浅物件だとあまり無いのですが、
どうしても築年数が経たれているご自宅では、
古い物が設置されたままになっているケースがございます。
テレビ端子の交換は、ドライバーを使って行います。
新しい直列ユニット(F型テレビターミナル)が必要になりますので、
ホームセンターやネットショップで購入してください。
比較的お安く、1000円以下で揃うものばかりでございます。
ご自分でも簡単に出来る内容ですので、
全く端子を変えていないご自宅にお住まいでしたら、
この機会に交換してしまっても良いと思います。
□テレビ端子交換の流れ
・テレビ端子のプレートを外す
古いテレビ端子のプレートを、ドライバーですべて取りはずしましょう。
古いユニットをプレートから外し、同軸ケーブルも抜き取りましょう。
・直列ユニットを同軸ケーブルにつなぐ
新しい直列ユニットに同軸ケーブルをつなぎましょう。
同軸ケーブルを折り曲げると電波の通りが悪くなるので、
必要があればケーブルの先端をL型プラグなどに交換された方が宜しいでしょう。
・プレート内枠を壁に取り付ける
プレート内枠に直列ユニットを取り付け、C型ハサミ金具とプレート内枠を組み合わせます。
上下のネジをゆるく挿した状態で壁を挟み込み、位置を確認しながらドライバーでしっかりと固定します。
・プレート外枠の枠を壁に取り付ける
プレート外枠に同梱されている枠を壁に固定しましょう。
あとは外枠のカバーをつけて終了です。
実際にやってみるとそんな難しくないのですが、
文章だと難しく感じてしまいますかね(汗)
端子の交換くらいであれば、言い方は悪いですが、
素人でも出来る作業です。
下手に業者に頼んでしまうとそれだけで出張料や工賃で1万円とか取られてしまいます。
1000円前後で出来るのに、それはちょっと勿体ないです。
交換時間も30分前後でパパっと出来てしまう程度ですので、
【端子の交換】はご自身でやられた方が良いかもしれません。

□端子の交換以外に!!
ここから重要です。
ご自宅のアンテナ受信方法によって端子を交換するだけではダメな場合がございます!!
電波を受信する方法として、
・分配方式
・配線方式
という2つの方法がございます。
大抵戸建ては分配方式です。
戸建てにお住まいのお客様で、部材をご自身で購入される場合は、
≪通常のテレビターミナル≫を選びましょう。
特にパナソニックさんでは分配用というような記載もあり、選びやすいです。
仮に、「うちの受信システムは分配方式、送り配線方式のどちらなんだろう?」と思う方は、
テレビ端子のカバーを外して中の直列ユニットを確認してみてください。
送り配線方式の中継用ユニットには、アンテナケーブルが2本接続されています。
外側から見ただけでは中継用の直列ユニットがどこにあるかわからないので、
必ず複数のアンテナ端子を確認するようにしてください。
□業者への依頼
端子の交換以外の作業も検討されていたり必要な場合は、
専門業者に相談した方が、結果的にお安く、安全面にも特化する形になります。
部材選びや工事手順など、当然専門業者さんの方が上でございますので、
プロに任せてしまうというのが宜しいかと思います。
お住まいの築年数にもよりますが、
10年15年と経ちますと、ところどころにガタが来るものです。
目に見える箇所や家電に関しては対応も早いのですが、
どうしても細かいところというのはなかなか気づきません。
端子交換なんて気づく方が珍しいと私も思います。
15年以上お住まいの方は、色々な専門業者に見積もりやご相談だけでもされてみてはいかがでしょう?
実際に依頼や交換をしなくても、
プロに点検してもらうだけでも安心や今後の対策など、全く今とは違った考えになる可能性もございます。
テレビ関連の事は当ブログでご紹介させて頂いている業者さんに一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?

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