分譲マンションなど大規模な集合住宅では、
10年に一度といった頻度で大規模修繕工事を行います。
その際にテレビアンテナを交換したり、補修をすることもあります。
マンションの大規模修繕は12年周期が一般的とされていますが、
マンションの管理組合などによって異なります。
10年、12年、15年に一度というのが多いですね。
それに対してテレビアンテナの寿命は、概ね15年から20年程度です。
ただし10階以上の高層マンションですと、
アンテナも高い位置に取り付けられていることが考えられ、
天災の影響を受けやすくなるため、劣化も激しくなっていることが考えられます。
そうすると本来15年の耐用年数が10年程度になってしまうという事もございます。
またマンションで電波を受信する仕組みは、
アンテナ本体だけはありません。
アンテナからマンション全体に張り巡らせたケーブルはもちろん、
ブースターや分配器などの周辺機器にも寿命があります。
戸建ての一般住宅であれば、
テレビアンテナ本体、ケーブル、ブースター、分配器、分岐器などが必要になりますが、
マンションでテレビを視聴するために必要な設備は戸建ての何倍もの部材が必要になり、
規模そのものが大きく異なります。
■共同受信用UHFアンテナ
電波塔から発信されるテレビ電波をキャッチするのがアンテナです。
戸数が多いため、電波を受信する素子が多く、高利得で受信性能が高いものが用いられます。
■共同受信用ブースター
受信した電波を増幅させる為の機器がブースターと呼ばれるものになります。
マンションは戸数が多いため、それなりの高出力のブースターを用いて各部屋に届けます。
電波のレベルは、アンテナから距離が遠くなるほど減衰していく性質があります。
そのため大抵のマンションでは各フロアごとにブースターを設置しているところが多いです。
■共同受信用分配器
アンテナから届いた電波を均等に分けることができるのが分配器です。
マンションでは複数の世帯に電波を届けるため、分配器を用いて電波を分配しています。
上記のような3つの機器/部材を用いて、マンション全体に快適かつ安定した電波を供給しております。
そこで、冒頭でお話しさせて頂いた大規模修繕工事ですが。
時代や技術の進歩により、大規模修繕事に新しい技術や商品というものは必ず出ている事でしょう。
今の時代であれば、4K8Kアンテナというものが最新のものになりまして、
大規模修繕の機会に、これらの上位アンテナを設置されているマンションも多く見受けられます。
マンションの共同視聴用のパラボラ型アンテナは、
一般住宅で用いられる45センチ前後のアンテナとは異なり、
60〜80センチ前後のアンテナが用いられます。
また強風に耐えられるように、風穴が開いたものが用いられることもあります。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんであれば、
マンションに合わせた最適なプランを紹介出来ると思いますので、
管理人さんやオーナー様、理事会の方など。
担当になられた方はぜひ当ブログの業者さんに一度ご相談されてみてはいかがでしょう?
マンションでの施工というのは時間も費用もかかり、
同時に何百人何千人という方が使うアンテナになります。
それ相応の知識と経験が無い限りマンション施工というのは難しいです。
業者選定に失敗しないよう、確かな技術と安心のある業者さんをお選び下さいませ☆
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