突如訪れるブラックアウト。
テレビ画面に「E202」と表示されて視聴できない。
そういったことが夏の時期は度々起こりえます。
当ブログでも何度か注意喚起させて頂いたのですが、
台風や落雷、ゲリラ豪雨の時期でもありますので、
改めて掲載させて頂きます。
≪E202≫は、テレビに電波が届いていないことを示すエラーコードです。
設備の影響による接触不良などが原因であれば、自分で対処できることもあります。
メーカーや型番によって、以下のようなメッセージが表示される場合もあります。
「信号が受信できません」
「放送が受信できません」
「受信環境に不具合があるためご覧になれません」
一部のチャンネルのみ映らない場合もあれば、すべてのチャンネルが映らない場合もあります。
対処法についても解説していきます。
「E202」が表示される場合、以下の可能性が考えられます。
※アンテナレベルが低下している
テレビの設定メニューにある「アンテナレベル表示」や「受信設定」などから確認できます。
各メーカーによって異なる場合もありますので、試してみてください。
もし、アンテナレベルに問題がない場合は、
テレビ本体に不具合がある場合もありますので、まだ利用し始めて数年であればメーカーに相談してみましょう。
※設備の不備:
症状が軽い場合は、テレビを再起動するだけですぐに解決することもあります。
再起動を行うことで起きたエラーを解消できることもあるので、まずは再起動をしてみてください。
また、B-CASカードの差し込みが甘い事も考えられます。
B-CASカードはテレビやレコーダーに入っている、
放送電波を受信するためのカードです。受信できる電波の種類によって赤、青の2色があります
B-CASカードが接触不良を起こしている場合は、抜き挿しすれば問題を解決できる場合があります。
抜き差しをおこなう際は必ずテレビの電源を切ってから行いましょう。
カードのICチップ部分が汚れている可能性もあるので、柔らかい布で拭いてきれいにしてから再度挿入してみてください。
ケーブルや配線が抜けていたり、うまく挿入されていないと電波が受信できず、E202が表示されることがあります。
まずは、これらの対処をご自分で行ってみて、エラー表示が消えるかどうか確認してみましょう。
※電波障害や悪天候:
台風や大雨、大雪、雷などの悪天候
周囲の環境の変化や他の電波による妨害
※エラーの対処法
設備の不備によるエラーは、配線やカードの接触を確認したり、アンテナの状態をチェックしたりすることで解決する場合があります。
しかし、経年劣化や故障の場合はメーカーや専門家に相談することをおすすめします。
※BSアンテナを設置されている場合
ご家庭によりますが、BSアンテナは意外と手に届くところに設置されているご家庭も多いです。
ベランダの手すりなど、手が届く所に設置されている場合は、
ご自身にて下記の手順を試されてみてもいいでしょう。
・アンテナの上下角度を調整する
BSアンテナで電波を受信するためには、アンテナを衛星のある方向へ正確に合わせる必要があります。
上下の角度を調整するためには、アンテナ側面にあるボルトをゆるめて角度を調整しましょう。
適切な角度は住んでいる地域によって異なるので、自分で確認する必要があります。
正確な方向を調べるために「BSコンパス」というスマホアプリを使うのがおすすめです。
自分の地域を選択するだけで、衛星の方向を正しく示してくれます。
・アンテナの左右角度を調整する
上下の角度の適正が取れましたら、
次にアンテナの左右角度を合わせます。
スマホの方位磁針アプリなどを利用して、南西方向に向けてください。
・アンテナレベルの高い位置を探る
南西方向に向けたアンテナをゆっくりと左右に動かし、アンテナレベルが高い位置を探りましょう。
その際、テレビ画面に表示された受信レベルを確認しながらアンテナを動かす必要があります。
テレビをアンテナ近くまで持ってきたり、人に頼んでテレビの前に行ってもらうなどして、アンテナレベルをテレビ画面で確認できるようにしておくと良いでしょう。
またBSアンテナは少しでも角度がずれると受信できなくなってしまいます。アンテナは数度ずつ慎重に動かし、最もアンテナレベルが高い位置で固定してください。
夏というのは出費が多い時期でもありますし、
アンテナに限らず家電設備の故障も起きやすい時期でもあります。
何か故障が起きる前にメンテナンスをされた方が良いのですが、
壊れていないものをメンテナンスするというのはなかなか勇気がいるものです。
ほとんどの方は壊れてから・異常が出てから調べたり、手直しをされると思いますので、
まずは慌てず!ご自身で出来る事を落ち着いてやっていきましょう。
それでもどうしても改善されない時、高所や危険な場所にアンテナが設置されている場合は、
当ブログで掲載されているアンテナ業者さんに相談してみましょう。
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