6月は梅雨になり、夏は豪雨や雷雨が増える時期です。
地域によって台風の有無や回数は異なりますが、
全国的によって雨量が増える時期になります。
アンテナ設置工事というのは基本的に屋外での作業になります為、
どうしても天候に左右されてしまう所が多いです。
工事自体は早い人で1時間ちょっと、
経験が浅い方でも3時間以上かかる事は滅多にないでしょう。
比較的短い工事時間で終わる作業ではございますが、
天候が悪い工事というのは危険でもありますし、
何より作業を早く終わらせようとして、工事不良とまではいかないにしても、
ユーザーにとって不利益が生じる事もございます。
■アンテナ工事の大体の流れとして:
・電波確認
とにかく電波状況確認。これが必須です。
アンテナの設置場所を決めるために、
電波状況を調査します。
電波状況の確認は、レベルチェッカーと呼ばれる専門機器にて計測致します。
・アンテナ設置位置
お見積もりの段階や現地調査にて、
工事日よりも前にある程度目星をつけておく事が多いですが、
昨今はネット業者も増え、当日に判断する業者/職人さんも増えております。
上記の通り電波状況を計測し、
アンテナを取り付けるおおよその場所を決めます。
候補が複数ある場合、また設置できそうな場所が広い場合は、
ケーブルの引き込み口の確認をしてから最終決定します。
・ケーブル引き込み口
アンテナで受信した電波は、ケーブルを使ってご自宅の中に届けます。
引き込み口というのはケーブルの通り道ですね。
一般的には、送風口やエアコンのダクト口などから屋内に引き込みます。
屋外と屋内をつなぐ穴などがない場合は、
窓のサッシにケーブルを這わせたり、
壁に穴を開けるといった方法も考えられます。
つまり職人の腕が試される箇所です。
綺麗に繋げられるのか、今後お客様が生活される上で不便にならないか。
室内にケーブルを這わせるのがお嫌いな方もいらっしゃいますので、
お客様の希望に沿えるのか。
職人の技術と経験、知識が活きる作業ですね。
・アンテナ本体の設置
ここまで準備が整いましたら、いよいよ設置工事です。
ただ、上記はあくまでイメージや構想のため、
工事を開始するとイメージと合わない時もあります。
そういった微調整は工事をしながら随時行っていきます。
・角度調整
本体を設置したあとは、
電波計測をした情報をもとに、受信できる角度に合わせてアンテナの向きを調整します。
ケーブルとつないだあとでアンテナ本体を固定し、最終的な角度調整をして工事は終了となります。
・試運転
最後はテレビに電源を入れ、綺麗に映るかどうかの確認と調整を行います。
綺麗に映れば工事は終了となります。
■雨天工事でのリスク
アンテナは屋根の上に取り付ける事が多く、
高所作業となりますので、色々な危険が伴います。
やはり落下事故が多く、
作業員が屋根やハシゴから落下する事故もあれば、
工具を屋根の上から落としてしまい、通行人や近隣の物にあたってしまう大事故もございます。
日頃そういった危険がある中で、雨が降れば滑りやすくなり事故の確率は上がる形になります。
特に屋根の上というのは、なかなか清掃する場所ではありませんので、
藻やコケなどが生えており、滑りやすい環境というのもございます。
また、冒頭でも記載した通り、
作業員自体の集中力が切れやすい環境でもあります。人間ですから濡れるのは嫌ですし、
早く作業を終わらせようという気持ちも出てしまうものです。
普段よりも体力を奪うのが雨天です。
集中力切れや疲れが出てしまい、判断能力が鈍ってしまう事により、
事故が起きてしまうという事も現実として何度も起こっております。
ご存じの方も多いでしょうが、
水と電気というのは相性が悪いです。
アンテナ工事は配線も触りますし、
漏電や感電ということもございます。
■経験豊富な職人を抱えた業者さんを選ぼう
上記の通り雨天工事というのはリスクが高い工事ですが、
決して≪不可能≫ではございません。
確かな経験と技術・知識があればバッチリ対応出来る工事です。
天気予報で大体の天気は分かりますが、
工事日をズラすということもなかなか難しいですし、
急な豪雨というのは避けられない事もございます。
天気に左右されない為にも、業者選びを慎重に行いましょう。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんでございましたら、
経験豊富な職人さんも多く、臨機応変に対応してくれる事間違いなしです!
これからの季節、天候の崩れが予想されますので、
当ブログが参考になりましたら幸いでございます。
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